岩﨑です!
先月からスタッフ1人ひとりがミッションやビジョンをフォーカスドライブ、ヨウセイさんにお手伝いいただき、立てています。
自分が情熱的になれるか
それで社会にどのような影響をもたらすか
考えるだけでもワクワクしますが
スタッフ1人ひとりのミッションを聞くだけで幸せでワクワクが止まりません!
私も自分のミッションが達成できるよう
地に足つけてしっかり前へ歩いて行きます!!
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『男たるもの言い訳はしたくない』
Eさんが就職され2年が経ち、真面目なEさんは仕事がどんどん増えていきました。
しかし、代わったばかりの上司とのコミュニケーションも難しく上司から相談があり、ジョブコーチ支援を受けることになりました。
コミュニケーションの難しさの原因は
なんと・・・
「男たるもの言い訳したらあかん」
と思われていて黙っていたことでした。
カンファレンス時、一斉に
「言い訳していいやん!」と突っ込まれ
照れ笑いして下を向いていたEさんですが、今も毎日一生懸命仕事をし、アミュースタッフ・メンバーに勇気とパワーをくださっています!!
ありがとうございます
『僕は勉強がしたくない』
高次脳機能障害とは、交通事故や脳卒中などが原因で、記憶障害や注意障害、感情のコントロールができない、推測・分析できないなどの症状があり、それが原因となって、対人関係に問題があったり、生活への適応が難しくなることで生き辛さがある障害です。
Eさんは小学生の頃の交通事故が原因で高次脳機能障害になりました。
他の方と大きく違うのは、その障害だと知らずに過ごされ成人されたことです。
Eさんがアミューに来られたときは表情も険しく、自分の意思を自分か話していただけませんでした。
今までの人生で何度も「同じことの繰り返し」を経験されてきたからです。
記憶を留めておくことが難しいEさんは覚えられるまで何度も何度も繰り返し繰り返し、努力されてきました。
しかし、いつも言われてきた言葉は「何回言わすねん!前言うたやろ!」
Eさんは傷付けられながら生き、性格も変わっていったとお母さんが話されていました。
アミューとの信頼関係かできてきてEさんは「生活保護を受けて楽に生きていきたい」「もう一切勉強したくない」というのが口癖でした。
しかし、自転車で1時間ほどかかる道のりを雨の日も雪の日でも1番早く来所され、自主的に事業所の清掃に取り組み、作業も積極的で責任感もあり、休まず、遅刻しない、企業が求めている人材でした。
私たちがEさんの納得する企業を探すしかないとスタッフ一丸となり就職活動が始まりました。
そしてアミューに来られて1年で就職されました。
1人暮らしも落ち着き、自立されたEさん。
初任給ではお母さんを居酒屋さんに誘い、お食事されたそうです!!かんぱ〜い
『好きな言葉は努力、好きな言葉はてけてけ』
Dさんは統合失調症で退院後、就職したいと意欲があり相談支援事業所を通じてアミューが出会えた素晴らしい方です。
いつもおだやかなDさんは自転車をこぐのも、作業の準備も、話すスピードもゆっくりマイペース。
そんなDさんですが毎日決められたことは絶対にやり遂げる、コツコツと実力を高められるまじめな方で作業スピードはアミュートップクラス✨
✨めちゃめちゃ速いんです
あるとき、マネージャーがメンバーの方々に「好きな言葉は?」と質問をしていました。
Dさんの好きな言葉は「努力」すぐに「努力の男Dさん」というニックネームがつきました。
そしてその直後マネージャーは私に「好きな言葉は?」と尋ね、私が「てけてけ」イコール「てきとうです」と言うとDさんは大きな目をまんまるにして驚かれました
あの驚きの表情はいつまでも忘れられません⭐️
Dさんは障害を開示せず働きたいという要望があり何度もメリット・デメリットを話し合いました。
そしてDさんのニーズに合う事業所が開拓でき、障害を開示して就職されました。
Dさんは製造業でとても高度なテクニックで幅広いお仕事をされています。
しかし覚えることが多く、覚えきれないということをアミューOB面談時に相談され、スタッフと工程表・説明書を作成し課題を克服されています。
そして現在も定着サポートを受けながら就労生活を継続されています
仕事終わりのウォーキングも欠かさず今日もイキイキとされていたDさんです。
『初めての居場所』
Cさんは色が白くおしゃれが好きで、清潔感あふれた女性です。
冗談を言って周囲を笑わせてくださったり、目標をしっかり持たれていて気持ちがぶれず、他のメンバーの方々からの憧れの存在です。
2年前のCさんは自信がなく発言を求められても応えられず、泣いてしまうことが多かったです。
アミュー以外の就労移行支援事業所に見学や体験に行かれたときもコミュニケーションが取れず、泣いてしまうこともあり就労は難しいと言われたそうです。
アミューでの体験は、ゆっくりですがとてもていねいな作業で動きがしなやかで絶対に就労できると確信したのを覚えています。
Cさんは入所半年でほとんどの作業をこなすことができ、1年経つ頃にはどの作業もていねいでスピードも速く、1年半が経過すると周囲を確認し職員の支援や指示がなくても、 ミスなく正確に自主的に取り組まれていました。
課題であったコミュニケーションの方は安心できる場だと感じてくださり自然にとれるようになったり、苦手なことを自ら話され、配慮してほしい点が明確になりました。
職場体験も少しずつ参加できるようになり、最近では就労を目指した体験実習でも期間内やり遂げられました。
この体験実習で就労には至りませんでしたがCさんの素晴らしいところをたくさん再確認させていただき感動しました。
Cさんが安心して長く勤めることができる企業との橋渡し役、アミュースタッフ一丸となりがんばります
Cさんのお母さんのお話しで印象に残っている言葉があります。
「娘はわたしたち家族には心配かけまいと自分の気持ちを素直に話さないですが、アミューのスタッフ、マネージャーには心を許しているんだと思います。初めて自分の居場所ができたんだなと感じました。」
追記
『勇気は使わないと減る』
マネージャーがグループワークで言った言葉です。
Cさんはその言葉を覚えていて、「勇気は使わないと減るから勇気使うわ!」と実践してくださっています。
すごいです✨✨✨
『ココロノキズとカサブタ』
Bさんとの出会いは4年前。Bさんは一般企業で働いていましたがリストラにあい、一人で就職活動をしていました。
なかなか就職できず、ハローワークの紹介でカウンセリングを受けることになり、30代で初めて障害があると知りました。
ショックというよりも少しココロが軽くなったと話されていたのが印象に残っています。
Bさんは「初めて自分のしんどいことや苦手なことを話せる場ができた」と言ってくださりました。
幼少期から続く母親の虐待にココロの奥底まで傷つき、自信もなく、「自分なんかおらん方がええんや」とまで思われていました。
アミュー通所中は休んだことはなく、積極的にどのプログラムにも参加されていました。
しかし就職してもどうせ母からの虐待が続くという恐れや、働き続ける自信が持てずなかなか就職活動最後の一歩が踏み出せませんでした。
Bさんとなんども話し合い、関係機関のワーカーの方にもご協力していただき、すばらしい企業に巡り合えました。
就職したいという気持ちをあまり持てないまま職場体験を始めましたが、ステキな社長をはじめ優しい社員の方々にココロを打たれたBさん。
就職してもうすぐ二年が経ちます。
ココロノキズは深く、何度もカサブタを剥がしたあとのように痛く辛いときもありますが、 あったかいコーチとの毎朝のコミュニケーション、熱血マネージャーとの面談でカサブタも少しずつ少しずつ小さくなっていくよう応援しています